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でっかい独り言、内緒話に戯言三昧

でっかい独り言、内緒話に戯言三昧

想い

 自分の奥底にあった言葉にならない想いが、急激に言葉になっているように思う。
不惑を前に、少しは私は前を向いてきているのかな。

 かけがえのないものを無くした分、私の回りには人や言葉がたくさんあることに今さらながら気が付いた、とでもいうのだろうか。

 全てに後ろ向きだった時期も人や言葉はかわらずあった。
でもそれを聞き入れる、受け入れる余裕がなかった幼くプライドだけは高かった私。
その時間はきっと、私に必要なものだったのだろうと思う。

 過去は変えられない、誰にも。
でも、今を未来(さき)の私が「後悔する過去」にしないことはできると思っている。
だから、今を精いっぱい、できるだけ生きること。
そうすればいつか過去を悔やまないで生きられるかもしれない。

 生きていく間には、たくさんの悩みや壁が出てくる。
どこで誰に言われたのか忘れたけれど、
壁はその人が乗り越えられる高さで現れるのだそうだ。
ならば乗り越えられないということは、自分に負けたと言うことだ。
…ふふ、やたらと負けて来たな…それを人のせいに、環境のせいにしてきた私。
正念場はこれからだろう。

 昔から知っていて、最近やたらと思い出すのが
「人は自分が思うよりも手前に限界ってラインを引いてしまう」
きっと私はまだ自分が引いた手前のラインまでも行ってない。
いつか限界が来た時、その先を目指せる自分でありたい。
私は私に負けたくない。

 学生時代に、
「自分で思うようにやるだけやって、それで裁きの日にさばかれるのならそれでいい」と当時の学園長に言ったことがある。
その返事は
「傲慢ですね」だった。
当時は歯牙にもかけなかったけれど、今はわかる。
当時の私はやるだけやっていなかったのだもの。
やるだけやる、言葉は簡単だけど、なにをどうするのかわかっていなかった。
本当は目をそらしたい自分の汚いところ、嫌なところ、そこから目をそらさず、謙虚に限界のその先まで、生きることに必死でありたい。

 お嬢がいつか私のことを誇れるように、心置きなく出ていけるように、そんな母でありたい。
そうして育った時、お嬢の背中に3つ目の願いをかけよう。
「自分の力で、その手で足で、自分の幸せをつかみ取れるように」と。
私のように、誰かに作ってもらった幸せは、あっけなく崩れる。
そうじゃない、自分で作って、自分でその幸せを守れる強さを持てるように。
全身全霊で願おう。

それをするには、壁も限界もこえてない。
まだまだ、「私」は始まったばかりだ。


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